革ハギレ通販・販売からオーダー素材注文まで幅広く取り扱う1861年から続く日本最古のタンナー

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業務内容

タンナーとしてのこだわり

私たちが大事にしているのは、革を手に取った時にわかる「コシ感」「張り感」です。
これはイコール「原皮」「なめし」「乾燥」「仕上げ」すべてに目を行き届かせて「革つくり」しないと表現出来ません。
どうぞ大喜皮革の革を手に取って実感していただけたらと思います。
「革(原皮)」へのこだわり
当たり前の話ですが、牛(原皮)には、産地・性別・年齢・飼育方法によって品質にかなりの差があります。
なめしを安定させrにはその選択も非常に重要であります。
私たちが扱っている革のほとんどが、北米の特定地域産のアンガス牛やヘアフォード牛で、
生後3~6ヶ月以内に去勢し2年以上経ったオスの成牛(ステアハイド)のみをセレクトしています。
日本の和牛に比べ、皮として全体に厚みがあり肌目が細かく滑らかなものです。
世界的に流通していましたが、昨今中国・韓国に買い占められ相場が高騰したまま高止まりしている状況です。
「なめし・乾燥」へのこだわり
大喜皮革のなめしは「コンビなめし」です。
クロムなめし後、工場独自の方法で多量の天然特別タンニン・合成タンニン・WAX・OILなどの微妙な比率や調合で「再なめし」します。クロムとタンニンの所謂「コンビなめし」です。
全世界の生産の90%はクロムなめし革です。
なぜクロムが多いかというと、革のコラーゲン繊維との結合が強く、耐熱性が上がり、長期保存が可能となります。また、柔らかくしたり硬くしたりの表現の幅が広くなり、何よりタンニンなめしより安価で工程が短くできます。
六価クロムは猛毒ですが、三価クロムは人体に影響はなく、自然界に多量に存在しますので安心です。
しかし、ただ「なめし・再なめし」をするだけでは”良い革”はできません。

”乾燥”後も重要な工程です。
90度の鉄板の上で人の力で伸ばしたあとバキュームし、その後強制的に乾燥室で干し上げ、屋内で2~3日放置しておきます。ここで急いではいけません!
革が呼吸して空気中の水分を吸ったあと、「味取り」といってもう一度革を濡らして水分を与えます。
密封して一晩寝かせたあと、もう一度90度の鉄板でバキュームしてきれいに張り上げます。
あせらず一枚一枚時間をかけ、そして心をこめて多くの方に喜んでいただけるよう、革つくりしています。
「表現」へのこだわり
厚い皮と薄い皮ならどちらの方にコストがかかるでしょうか。
薄いほうが革をなめしたり染めたりする薬品の量が少なくて済みます。また、革に含浸するまでの時間も短くて済むでしょう。厚めの床革を取るために薄めの革のほうが比較的安価に手に入ります。
しかし表現の”幅”は小さくなってしまいます。

では、大きい革と小さい革、どちらが儲かるでしょうか。
仕入れの原皮は一枚(一頭)幾らで計算されます。注文されるときは、デシ(10cm×10cm)できます。
注文されたデシが一枚で済むのか、二枚かかってしまうかは大きな違うです。一枚の革が出来るだけ大きい方が売る側は儲かります。大きくするためにとる手段で手っ取り早いのが、「柔らかくして薄くして伸ばす」ことです。
無理に目一杯伸ばされた革って分かりますか?弾力も充填感も無く、一番分かりやすいのは使っているうちに、表面がボコボコしてクタッとなってしまいます。


他取扱い業務

特殊加工革
平成21年に 厚物用プリンター2台とレーザー加工機1台を導入しました。タンナーでは、革は、1枚(半裁 牛を背通りに半分に切ったもの)でしか販売してきていませんでしたが、粗断ちサイズに裁断したものを販売するというシステムを、取り入れました。

インクジェットプリント
革半裁1枚ずつでしたらプリントするにも厚みが部位にとって違うため、繊細なプリントを、施すことにばらつきが出ます。弊社では、裁断したものにプリントを、施すため 厚みのばらつきとインクの乗り具合が、かなりの精度で施すことができます。また、そういったコントロールができることにより解像度の高いプリントができます。
通常の革などにするプリントでは、720dpi程度ですが弊社のプリンターは、最大5660dpiです。通常のプリントは、1220dpiにて行っております。染料インクですので、いろいろな仕上げの革にもインクを乗せることができます。ですので、いろいろな表現が可能となっております。
最大A-3+サイズ約320ミリ×470ミリ
単価は デシ換算でなくサイズによる1枚当たりの単価となります。別途画像校正費が発生いたします。

レーザー加工 
レーザー彫刻及びカッティング加工を行っております。
データを読み込み最良の状態にデータを加工いたします。データの加工によって、仕上がりが変わってきますので、非常に繊細な作業です。
弊社は、タンナーですからレーザー加工した後色を付けたり革を磨いたりすることができますので、ただ、レーザー加工をした革と表現がかなり違ってきます。
NHKの有働アナウンサーにもプレゼント致しました。
最大加工サイズ420ミリ×720ミリ

こういった加工革の需要がますます増えてまいりました。裁断サイズでのご提供ですので、無駄な仕入れは必要ございません。
通販
現在、楽天市場(http://www.rakuten.co.jp/daikihikaku/)と
自主サイト(http://daiki-hikaku.jp/)で通販事業を展開中。

色にこだわった、大喜皮革オリジナルレザーとハギレ革などを販売。
オリジナルレザーはエルメスを意識して作った「エリーシュリンク」「ラメール」。
綺麗でカワイイ色目としなやかな質感の「フェラン」。型押ししてないナチュラルな表情をした「エリー下地」を、主にWAXとOILで仕上げた「エリープルアップ」を各革色展開しています。あなたの製品がきっと高級感溢れるモノになるでしょう。
お気に入りの一枚を見つけてください。
タンナーコットン
タンナーは「革」をなめす仕事ではなく「素材加工のスペシャリスト」だと発想転換。
一点一点手作業で仕上げた新素材布、これまでにない布帛が完成 、それが「タンナーコットンR」です。
革なめしに伝わる独特の製法や匠の技を応用し、深みのある艶感や繊細な色むら、使い込むほどに味の出る本革のような「独特の風合い」を実現しました。

その見た目は、従来の布帛や合成皮革にない魅力的な表情を見せます。また、「軽くて」「丈夫で」「水に強い」「加工しやすい」など、布ならではの利点も持ち合わせています。
艶・軽・布・鞣――。150年の伝統を生かしながら視点を変え、これまでにない革新的な素材を生み出しました。レザーの上質感と布の機能性を併せ持つ、第3の素材です。

新素材布タンナーコットン公式サイト
http://www.tanner-works.com/
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